社員インタビュー写真

動力は変わっても
人を運ぶシートは求められ続ける

電装開発部 電装開発二課
R.K
2013年入社
未来科学研究科 ロボット・メカトロニクス学専攻

※社員のプライバシー保護のため名前はイニシャルにしております
※記事内容は取材当時(2019年10月)のものです

なぜテイ・エス テックに?

子どものころから乗り物が好きで、大学でもヘリコプターの研究をしていました。就職先も、自動車やバイク、電車などに携わる企業を考えていました。そんななか、テイ・エス テックの説明会で、採用担当者が、「シートは人を運ぶもので、エンジンで走ろうが、電動化しようが、これからもずっと求められ続ける製品」というようなことを話していたのが、胸に響きました。それから、就職活動シーズンに息抜きで行った東京モーターショーで、テイ・エス テックがチャレンジングでオリジナリティのあるシートを展示しているのを見て、将来性を感じました。

仕事の内容は?

シートやドアなどの内装品に搭載される電装部品の研究・開発を行なう部署で、シートに搭載されたモーターを制御するECU(Electronic Control Unit)の先行開発です。すぐに車に搭載するシートではなく、5年後・10年後の時代を見据えた、いわば未来のシートの開発です。エンドユーザーの方に喜んでいただけるシートを生み出すために、市場のニーズやメーカーの動向を綿密に調査しながら、日々、研究開発を行なっています。入社以来、モーターショーへの出品などにも携わってきましたが、いまは新しいプロジェクトのリーダーを任されています。

これまでで印象深い仕事は?

「座る」をイチから議論したり、もっと快適な「座る」を追い求める若手を中心としたプロジェクトに参加したことです。部署の垣根を越えて社員が集まり、座ることの本質から、シートを、体を拘束する治具と捉えるのか、シートで機能拡張ができるのか、など、様々なアイデアを出し合いました。そのなかで、「車での移動は便利な反面、運動不足を招くので、快適な移動を提供しつつ、その人の健康を保てないだろうか」という観点から、車を運転しながら運動できる「エクサライドシート」を考案し、具現化したものを2017年の東京モーターショーに、出展することができました。部署も考え方も違うメンバーと切磋琢磨しながら「座る」ことを真剣に考え、実際に新しい価値を持ったシートを造り上げたことは、誇りになっています。

仕事の大変なところは?

先行開発から量産まで幅広く携わることができるのが当社の魅力で、私の担当する先行開発ではアイデアをどんどん出すことができます。それを裏付けるように、パテントも多く保有しています。しかし今後は、海外のメーカーとの競争も過熱していくため、より一層魅力ある商品を開発することが、求められてきます。先ほど「未来のシート」と言いましたが、どのようなシートが求められるのか先々を誤らず読まなければいけません。また、シートを電子制御するには数値化が必要ですが、温度で表せるエアコンと違い、シートの快適さは定量化することや数式に起こすのが難しいものです。一方で、そこにチャレンジしていくのが面白さでもあります。

今後の目標は?

いまは2つの目標があります。1点目は若手プロジェクトで提案したような新しい価値のあるシートを、量産にまで漕ぎ着けたい。2点目は、いまリーダーを務めるプロジェクトは、海外拠点のメンバーとも協同しているため、いろいろな文化を理解し、異なるバックグラウンドを持つメンバーとの意思疎通をスムーズにできるようになることです。実際、価値観の違いから思わぬ行き違いが起きているのが現状です。将来的には、海外のメンバーと他愛のない話で笑いあえるくらいになりたいと思い、時間があるときにはスマートフォンのアプリで英語の勉強をしています。

学生のみなさんへのメッセージは?

勉強でもアルバイトでもサークル活動でも、熱中していること、やりたいこと、もしくはやらなくてはいけないことを、とりあえず愚直にやるようにして欲しいです。なかには、やりたくないこともあるだろうし、うまくいかないときには気持ちも沈むかもしませんが、やった結果は嘘をつきません。すべて経験値になるため何事もやり遂げてください。社会人になってからも、常に自分のやりたい仕事だけできるわけではありません。私自身、「与えられたことを一生懸命にやろう」と、自己暗示ではないですが、自分に言い聞かせて、目の前の仕事に真摯に取り組むようにしています。